サルベドニャンコ 第1話 ラフ版
カラー版になる前の、ラフ(線画)バージョンです。仕上げ前ならではの勢いや手描き感をお楽しみください。
カラー版が仕上がる前の、線画・ラフ状態で第1話「アイデンティティの危機」を収録したメイキングページです。勢いそのままの手描き線、色鉛筆風のざっくり塗り、そして完成版とは微妙に違うセリフ——「変わった場所探し」をしながら読むのがおすすめです。
第1話「アイデンティティの危機」ラフ版
あとがき
カラー版と読み比べてくれた方は、もう気づいたと思います。セリフ、結構違うんです。写真に不満を言う2Pさんは、ラフでは「いや、まるでコピーみたいなコレ いやなんだけど」とストレートでしたが、完成版では「少々不満ですね…」の丁寧語に変わりました。あのキャラの上品さは制作の途中で獲得されたもので、こういう調整の痕跡をそのまま見せたくて、このラフ版ページを作っています。4Pが名前を舐め回すくだりも、ラフでは「それは勝利の味…」というナレーション付きでしたが、完成版では文字を消して絶叫リアクションだけに整理しました。説明のセリフを削って絵で見せる方向へ振る——地味ですが、漫画作りではこの種の引き算が仕上がりを大きく変えます。絵の面では、4Pのオレンジや2Pの水色を毛色のメモのようにぐるぐる塗った色指定、ケンカの砂煙「ギャオ」「フギャオ」の走り書きなど、ラフにしかない野性味も味わってもらえたでしょうか。線が粗くても、表情の芯はこの段階ですでに立っている——それが伝わったなら、このページは成功です。あなたが見つけたカラー版との違い、ここに書いた以外にもあれば、ぜひコメント欄で教えてください。全部拾えた方は、たぶん制作チームより細かく読んでいます。


この記事へのコメント