姉の友人が家に俺しかいない時に突然きて……… 1話
モノクロの陰影で感情を描くショートシリーズ「白黒漫画」。おっとり系お姉さん×鈍感少年の勘違いラブコメ、アズキさん編の前編です。
あとがき
読み終わったいま、振り返ってほしいのは前半の「聖母」パートです。オムライスの出迎え、畳まれた洗濯物、「はいあーん」——あの完璧なお世話の一つひとつが、後から思えば全部アズキさんの猛アタックだったわけで、ユウセイくんの真顔の「聖母かな?」に、いやそれ聖母じゃないよ、とツッコミたくなった方も多いはずです。制作面の話をすると、この話は白と黒の振り切りを一番意識した回でした。スプーンを差し出されて黒ベタの中で拳を震わせる彼の悶絶と、直後の「雛鳥に餌付けしてる気分です」のふんわり笑顔。感情の温度差をカラーではなく明度差だけで見せるのは白黒漫画ならではの挑戦で、巣に収まった雛鳥のカットは作画チームのお気に入りの一枚です。そして5ページ目、カレンダーの「アンコ旅行」から空気が一変して、6ページ目の上目遣いの大ゴマへ。あの「来た意味」を、読み終わった今のあなたはどう受け取りましたか。彼女の言う「意味」と彼の受け取った「意味」のズレの答え合わせは、後編で描かれます。アズキさんの第一印象がどのコマで変わったか、よかったらコメント欄で教えてください。


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